前打ちロッドテレガイドカスタムその3

固定ガイドのエポキシコート 必要な物やちょっとしたコツをご紹介
いよいよ最終の仕上げです。
ここで如何に時間をかけるか、慎重に作業するかですね。

まずは使う材料です。
肝心のエポキシ剤は二液性の物を使います
A剤とB剤を混ぜ合わせて硬化させるタイプです。

色々なメーカーの物を試しましたが、
現時点ではジャストエースさんのEPOXY COAT JEC-40を使っています。
粘度が低いJUC-50もお勧めですが、
前打ちロッドやエポキシをある程度「盛り」たい、強度を出したい場合はJEC-40です。
これがJEC-40です。
付属のスポイトで、小さな容器に同量出して、よく混ぜて使います。
小さな容器は自分で用意しないとありません。
ペットボトルのフタとかでも大丈夫ですが、絵具用の皿とかがベストかも?

ここでワンポイントアドバイス!
■まず混ぜる容器、エポキシ剤をドライヤーで温めて下さい
※冬季は特によく温めて下さい
温度を高くする事で、エアーが入りにくい、硬化時間が早くなり作業しやすくなります。
そして、混ぜる際は空気が入らないようにゆっくりです。
どうしても多少の空気は入りますが、
アルコールランプで少し温めるだけで抜けますのでご安心を。

ここからの作業でのマストアイテムは以下の通り
■アルコールランプ
■ナイロン製平筆
■エポキシうすめ液
■冬季はパネルヒーター、ドライヤー等
■モーターフィニッシャー

アルコールランプは、筆で塗った後「サッ」と塗った箇所を炙ります。
一瞬で大丈夫です。
炙りを行う事で、塗りの際のエアーがなくなり、とても綺麗になります。

ナイロン製の平筆ですが、
これは斜めにカットしたタイプが抜けが良くていいです。
塗っていて、再度の筆を抜く際に、細い部分で濡れるので、跡が付きにくいです。

私はAmazon先生でこの筆を買って使っています
安くて沢山種類が入っていて、塗りやすいですよ。
そして、これが粘度が低いJUC-50を1度塗りで使った状態です。
ムラこそありませんが、スレッドが浮き出ているのがお分かりでしょうか?
重ね塗り前提ならこれでもいいですが、
私は上手じゃないので、重ね塗り=失敗の率が高くなりました。
恐らく、塗り⇒研磨⇒塗り⇒研磨⇒最終塗りのような根気がある方は、JUC-50を使う方がいいかも?
研磨する事で、エポキシのノリが良くなる⇒塗りである程度修正が可能。
目的別に使い別ける感じですね。

私はカスタムロッドの場合JEC-40一択です。
①容器を温めてA剤とB剤を混ぜる
②3分から5分放置
③エアーが入っている場合はアルコールランプでエア抜き
④フィニッシングモーター fmm2にセットし、好きな回転でロッドを回す
⑤いよいよ塗りです。
臆せずたっぷりとエポキシを筆にとり、スレッドの真ん中に乗せるような感じで塗り始め。
⑥乗ったエポキシを少しづつ伸ばす要領で塗りこみます
⑦目的の量を塗ったらモーターを回した状態で放置
⑧最低でも7~8時間は回し続けて下さい
※私は24時間以上回します
回さないと塗ったエポキシが液垂れした状態で硬化して、最初からやり直しです((((;゚Д゚))))
これがJEC-40で一度塗りした状態です。
JUC-50の画像との違いが分かるでしょうか?
これは好みの問題ですが、私はモリっとさせたいので、これで完成とします。
あとは使った筆と容器に、うすめ液で綺麗に掃除して下さい
そのままにしていると、硬化して使えなくなります。
私は2回~3回洗ってから干すようにしています。
筆も、容器も何度も使いたいですからね(^^)

少し簡略化し過ぎたかな?と思う記事ですが、お許しください(笑)
Back to index