前打ち竿のテレガイド化

落とし込み竿、前打ち竿、テレガイド化 糸落ちの良さ、ヘチ釣り的に前打ちを行う為、テレガイドカスタム!
今回は、前打ち竿のテレガイド化をご紹介。

前打ちとは落とし込みの中でもマニアック?な釣りですね。
テトラポットや障害物周りを釣る為、
足元ではなく、前にある穴や影、障害物周りを攻略する為、前打ちと言います。
チヌの落とし込みや、ヘチ釣りとの大きな違いは、竿の長さ。
5m以上の長竿を使って、自身より前に潜むチヌを狙い撃ちする、何ともスリリングな釣りなんですね~

市販されている多くの前打ち竿は、Uガイドと言って、ラインを出さない事を前提に作られています。
何故Uガイドなのか?
■まずテトラポット等の釣りなので、そこまで水深があると想定していない。
■長い竿で自身よりかなり前のピンスポットを狙う為、風の影響を受けにくいUガイド仕様としている。
■長竿を持って長時間歩く為、ロッド自体の重量を軽くしたい。
■Uガイドの方がロッドとラインの密着率がいい為、感度がいい。
ざっとこんな所でしょうか?

次に何故、前打ちロッドのテレガイドカスタムが必要なのか。
■水深があるテトラ帯が実は多い為、ワンストロークでは探れない場所を探れる
■↑と同意だが、ヘチ用リールを使用する事で、どんな水深でも探れる。
■超前打ち、ハイパー前打ちが可能※投げて釣る。
■糸の出がスムーズな為、様々なラインの使用が可能

テレガイド化する事で、重量は確かに増しますが、
チタンガイド等を使う事で、最小限に抑えられます。
また、釣り方の幅が断然広がる為、私は前打ちロッドはテレガイドカスタムをお勧めします。

今回はシマノ、リンユウサイ前打ちスペシャルHHF-53をテレガイド化!
まず、尻栓を外して、各節のロッドに付いている、Uガイドを外します。
恐らく初めての方は、ここが一番ドキドキします(笑)
本当にいいのか?
やりきる自信があるのか?もう一度自問自答して下さい

方法は至って簡単。
アルコールランプで軽く炙って、精密カッターで少しだけ切り込みを入れて下さい。
ガイドの竿先からでも、尻側からでも大丈夫ですが私は基本尻側から切ります。^
切り込みを入れた部分からスレッドがほどけます。
うまく切れればスレッドをくるくる回しながら全て取れます。
途中で切れても、焦らず火で軽く炙る⇒切り込み⇒外すを繰り返せば問題ありません

今回は♯1はUガイドのまま利用するので、
♯2以降のガイドを外していきます。
こんな感じで綺麗に取り除いて下さい。
出来を綺麗にしたい場合は、この段階で車用のコンパウンド等で磨くのもアリですが、
後からガイドを付けるので、あまり目立ちません。
全てのガイドを外すとこんな感じです。
慣れれば外すのに10分も掛かりません。
今回はちょっと拘り強めで、♯4のKガイドもライン軌道を合わせる為、KWガイドに変更します。
ちなみに、♯2~3は全てIMチタンガイドです。

この小さいKガイドを内径の大きいKWに変更する部分が、出来栄えとしては一番目立ちます。
かなり慎重に、丁寧に外してください。
ちなみにKWガイドの品番は画像の通りです。
伝わるかな?
こんな感じで元のガイドを外して下さい
次はいよいよ、ガイドの取り付けです!
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