チヌフカセ、エビ撒き用、棒ウキ自作【前編】

理想とする棒ウキ 【超視認性】【超高感度】【超強度】【超操作性】
今回はウキ制作のご紹介。
一言にウキと言っても、凄い数のウキが世の中に存在しますね。

一体どれを使ったらいいの?
釣りを始める人は本当に困惑しますよね・・・。
何故そんな種類が多いのか?
それは釣り方が人によって違ったり、場所、潮、天候などをカバーする為。
あとは趣味の域ですね(笑)

私は主に、チヌのウキフカセ、エビ撒きを主体としているので、
チヌ(たまにハネ)に特化したウキを作ります。
ズバリ!!
【超視認性】【超高感度】【超強度】【超操作性】
の4つのテーマで、いざ制作開始!
まず必要な道具・・・
通常はバルサの丸棒を4分割して、中心部分を削り、
張り合わせて作ります。
勿論その方法でもOKです。
ただ、作業効率的にも、【芯】を出すにも、ドリルやリューターで穴開けをした方が自分的には◎です。
おススメはプロクソンのドリルセットですが、
どのドリル、リューターでも小径のビットはそもそも短い物しかなく、注意が必要です。
ロングビットが使えるリューターもアリですね。
ここで、感度のいいウキとは何ぞや?

理由を一つ選ぶとしたら・・・それは芯が出ている物だと私は思います。
勿論それだけではないし、芯だけを後付けしたり、芯だけ分割、取り換え可能なウキにも感度がいい物は多数存在します。
ただ、物理的に考えて、トップ、ボディ、足が一体物の方が、振動が伝わりやすいはず。

ジンタンの8号とか、小さい重りでも、背負ったかどうかが、明確にウキTOPでわかる物。
何故そんな細かい事が必要か?はフカセメソッドを記載する時に説明します(笑)
一言にバルサと言っても、品質が色々。
ホームセンターに行けば、かなり安く手に入ります。


が、、、、


色々試しましたが、安いバルサは本当に安物です。
ウキ用の専用バルサは高額ですが、やはりしっかりしていて、加工段階でその違いが分かります

UROKODOでは、思い切って最高級バルサを使います(笑)
円錐のバルサの中心にマーキングして、
ドリルで穴開けします
慣れるまでは失敗しますが、慣れれば比較的簡単。
余り固定する事に固執せず、手で持って穴をあける方がいい気もします。

トップ、足素材も色々ありますね~
代表的な物は中空プラスチック。
グラスソリッド。
カーボン、ステンレス、等々。
それぞれ利点があると思います
中でも中空TOPは太いので見やすい。
中空なので、TOP自体に浮力がある等々。

ただ、今回はあくまで超高感度。
グラスソリッドORカーボンで作ります!

径も細い方が感度は上がりそうですが、
超強度も目指したいので、2mmでいきます
穴が空いたらグラスソリッドを仮で刺して、くるくる回してみます
芯ズレが発生してると、変な回り方をします(笑)
一旦ソリッドを抜いて、カッターナイフか彫刻刀で粗削りします。
形については安定性、強度を出すために太めで作ります。
よく、重り負荷が軽くて小さいウキの方が感度が良いと話を聞いたりしますが、
私は逆?だと思います。
逆とまでは言いませんが、
ある程度自重があって、良く馴染む、更に芯が出ていて一体物を良しとします。

と言うか、防波堤やある程度水深がある場所で、そもそも重り負荷の軽いウキであるメリットがあまりない気がします。

よく聞くのは『軽い方が食い込みが良い』と言いますが、
本当にそうか?
グレ釣りや、完全に魚を浮かして釣ったりするのなら分かりますが、
仕掛けを立て気味に釣る棒ウキの場合、少なくとも・・・メリットがない。
そもそも仕掛けを寝かせて釣らないといけない場合や、ウキを沈めて下潮を釣るシチュエーションは、沈める為に玉ウキを使います。

とまぁこの辺りは個人の見解、思い込みなので、自分が良いと思った釣り方でいいかなと思います(笑)
いやいや、それは違うぞ!と言う方がいらっしゃれば、やさしく教えて下さい・・・

UROKODOではあくまで、防波堤、テトラに特化した、
【超視認性】【超高感度】【超強度】【超操作性】をテーマにウキ作りをしていきます
バルサの太さは12mm~20mmの数種類作ります。
ある程度、成形したら、紙やすりで形を決めます。
さて、、、問題はここからです。
強度を出す為、どこまでするか・・・
乞うご期待です(笑)
因みに、後々ボディに重りを内蔵する為、
冶具も制作中・・・
楽しいな~~~

物作りにも妥協しない。
それが、
ウロコドウ(笑)
Back to index