落とし込みロッドのカスタム、テレガイド化。

シマノリンユウサイ、落とし込みスペシャルHF36-42を再度カスタム 同じロッドを二本買いだすと・・・本物の・・・釣●チ?
どうも、ブログ更新を半分諦めかけていたUROKODOです。

さて今回は、これまで何度かカスタムの記事を書いて来ましたが・・・
多分今回で最終回???というか、落とし込みロッドの改造においては、現時点ではこれ以上出来ない位やりこみましたのでご紹介。
あくまでは自分的には「やりこんだ」だけなので、更に拘りを持つ方がいらっしゃる場合は・・・色々教えて下さい(笑)

さて、これまでと何が違うか?

これまでの通常のテレガイドカスタムは、穂先をTOPガイドを残してUガイドのままでした。
勿論これはこれでアリなんです。
私が今回シマノのリンユウサイ落とし込みスペシャルのHF36-42を再購入したのは、
この穂先Uガイドのままのロッドも所有しながら、新しいカスタムロッドも試したかったからです。

それは・・・

【総テレガイド】

穂先も含め、全てテレガイドにカスタムです!!
何故必要なのか???何故穂先のみUガイドと二本持ちなのか。
私なりの見解をご紹介。

カスタムに否定的な方は読まない方がいいかも?(笑)
あくまで一ユーザー。私の個人的見解となります。
悪しからず。
そもそも何故落とし込みロッドはUガイドなのか!?

恐らくですが・・・
■風対策
■感度?対策
■価格的な問題
■そもそも必要性を感じない方が多い(糸を余り出さない釣りの為)
■穂先垂れ、軽量
■トラブルレス
位でしょうか?

敢えてはっきり言いましょう。
私的に、落とし込みにおいてUガイドはあまり必要ないです。
何故なら・・・
▲耐久性の無さ⇒劣化、曲がり等
▲ラインへの影響、傷がつきやすい
▲ラインが出ない
▲PEラインを使いにくい
▲風の影響はUガイドでもテレガイドでも受ける

からです。
一番は探るタナでしょうか。
ラインを出せないという事は、ロッドのレングスと海面までの距離しか探れない。
つまり浮いてる魚しか釣れないからです。
勿論Uガイドでもラインを出して、ロッドを煽るなどすれば可能は可能ですが、毎回そんな動作、やってられません(笑)

という事で、総テレガイドカスタム。行ってみましょう~~
そもそも総テレガイドカスタムは実は二本目です(笑)
一本目は二年ほど前に作った黒鯛工房VL。
総テレガイド化して、二回程使いました。

勿論使用感は〇。しかし・・・あくまでテスト的に制作したので、元のロッドがボロボロ。。。_| ̄|○
釣り人とは贅沢な物で、ボロボロのロッドは使いたくないんですよね~~

今回は新品!!妥協無くいきますよ!
まずは元竿のKガイド。
このガイド、単体で見ると非常に良いガイドです。
しかし、今回はガイドを全てIMガイドに変更します。
IMガイドの特徴はロッドに張り付きにくくする為?ロッドとの距離がある事。
つまりこのKガイドでは、ライン軌道がIMガイドに合いません。

セールスポイントであるKガイドを廃止する訳ですから、
更にグレードアップさせないと「やる気」が出ません(笑)

まずは綺麗にガイドを外します。
アルコールランプで炙りを入れて、精密カッターでスレッドを外します。

アルコールランプと精密カッター。これ重要。
流石世界のシマノ。綺麗にスレッド巻いてますし、ガイドを外しても余り跡が残りません
Cスレッド(太い方のスレッド)で下巻きして、ガイドの位置を決めます。
今回はT-KWTG10
トルザイトリングです。
トルザイトの説明は富士のHPを参照して下さい

はっきり言いましょう
値段。高いです(笑)
このガイドで小売り価格は税抜き1450円。
通常のガイドの倍??チタンガイドの1.5倍程度ですね。
高いなりの効果がある事を信じましょう(笑)
というか何個も使いましたが、確かに良いです。ストレスフリーな感じ。
お高いガイドです。
綺麗に綺麗に巻きましょう(笑)
機能的には画像のシルバーのスレッドは必要ないです。
けど、お高いガイドです。
綺麗にしましょう(笑)
元ガイド以外のIMガイドは小径を計測してセッティング
固定ガイドについては、ロッドを仕舞う時の抜けを防止する為、
この根本部分にスレッド巻き&エポキシコートします。
ここも同様にお化粧スレッドを巻き巻き。
この処理については、必要ないと言えばないです。
何故なら仕舞う時にガイドではなく、このエポキシ部分に元竿側がアタル為、
エポキシが徐々に傷付きます。
けど、これが狙いで、エポキシがガイド自体への干渉を防ぐ為、不意の抜け落ちを防止してくれます。

私は二回固定ガイドが抜けて、ガイドを紛失しました(^^;)
IMガイド自体高価な物です。1個1000円近く。それが4個、5個無くなる事を思えば、実施したい処理ですね。
メーカーさんもこの辺りは考えて欲しい。
で、とりあえずはガイドセッティング完了。

因みにTOPガイドもトルザイトリングです。
伸ばしてみても、穂先の垂れは気になりません。
というか・・・シマノのタフテックはやはりよく出来てます。
ガイドをいじるとよく分かる。適度な張りと細さ。
今回は、やりきる事を前提に・・・毎度の肘当て装着
下巻きして~化粧スレッド
本当はCスレッドじゃなくて、Aスレッドでした方がいいです(笑)
綺麗になりますが、
UROKODO的には武骨な感じが好きなので、金と銀、両方Cスレッド!!
買いに行くのが面倒というのは内緒( ;∀;)
位置決めして、巻いていきます。
エポキシコートはジャストエースの筆。
エポキシ樹脂も勿論ジャストエース製。
色々なエポキシを使用しましたが、現時点ではこの組み合わせが一番しっくりくるかな。
エポキシコートの塗り、乾燥は必ず回転機を利用する事。
回転機無しでは絶対に綺麗に濡れません。
断言しましょう。

絶対に無理です(笑)

私が何度かトライしたので(-_-;)言えます
塗りから回転機での乾燥。
乾燥は夏は10時間程度回転したままにしてます。
冬はパネルヒーターの前で同じ位。

で。完成。
ロッドカスタムをやってみよう!という方。
UROKODO的アドバイス
あくまで素人の意見ですが、、、道具がかなり重要です。

アルコールランプやカッター、ニッパー、筆、エポキシ、回転機、
道具さえ揃えれは比較的簡単にできる・・・はず( ;∀;)です。
さて、何故総テレガイドなのか?
それは勿論深いタナを探る為が主目的です。
でも恩恵は他にもあります。
■使用するラインに縛られない
■釣り方に縛られない
つまり、どんな釣りでも可能になります。
ラインにやさしく、糸滑りの良いガイドがIMガイドに代表されるテレガイド。
因みにわざわざカスタムしなくても色々選択肢はあります。

私自身、10年?は言い過ぎか?
数年前はダイワの飛竜クロダイVJハードをメインロッドにしていた時期があります。
今は別の名前??
このロッドは元々テレガイドが装着されています。
二本所有していますが、十分事足ります。
但し、テレガイド故に穂先がヘチライクではありません。ヘチライク=細くて繊細
この画像。面白いですね。

上は同じダイワの前打ちロッド。
しかもMS53です。
下が飛竜クロダイ。
太いですね~~
恐らくですが、ガイドの重量に負けないブランクスを使用している為です。
私の1本目も総テレガイドも♯1は硬めのカーボンソリッドに変更しました。
あと、万能ロッド故に装着されているガイドが・・・恐らくステン??重いガイドだから余計でしょう。
※現在発売中の物は確認していませんので悪しからず

まぁIMを使うだけで必然的に高価になりますから、仕方ないでしょう。
ある意味割り切った選択かと。

これを良し。または気にしないのなら飛竜でも良いし、
現行でいいかな?と思うのはシマノのボーダレス。ソリッドティップモデル。
この辺りは安くてお勧めかな?と思います。

ただ、UROKODO的メジヘチハイブリッド釣法では、穂先は結構重要。
基本アタリ自体はラインで取りますが、
深いタナでのアタリからの初動や、かすかな穂先アタリをとるにはやはり穂先径は0.6から0.8程度が望ましい。

私が元々ヘチオンリーだったのも多いに関係してますので、この辺りは個人の趣向の問題ですね(笑)

今回同じロッドの総テレガイドと穂先Uガイド仕様を使い分けようと思ったのは、
夏の上層(状況により深い)パターン用。
その他の季節の流動的なタナパターン用。
として使用する為です。
あとは、穂先の垂れの程度を比べる為。
使い比べて、両方総テレガイドにするのか、穂先Uガイドを保持するのか。
比べて遊びます(笑)




チヌ釣りの落とし込み自体。
難しく考える必要はないと思います。
一つの側面として、竿なんて別に何でもいい。と言う考えもアリ。
私もそう思う事はあります。
万能ロッドだろうが、シーバスロッドだろうが、釣り方を間違えなければ釣れます(笑)

けど、、、
もう一つの側面として、
狙い通りに、自身の専用武器で黒鯛という好敵手に対峙し、釣りあげた時の快感。もまたアリアリです(笑)

要は遊びも釣り。真摯に向きあうのも釣り。
色んな楽しみ方があっていいと思います。
ただ、人の釣りを非難したり、道具を非難するのは間違っているかなと思います。
安い道具をバカにする。
高い道具をバカにする。
両方違う。

ルール、マナーを守りさえすれば、自由。
完全に自由なのが釣りの楽しい所。
それがUROKODO
往年のロッド。たまには出動させようか?(笑)
今はサビキ用ロッドになってる( ;∀;)かわいそうか。
最後にロッドって使い込むと剥げるのは私だけ??
追記、因みにガイドの品番、種類も一応公開してみます。
誰か興味ある人いるのかしら( ;∀;)

穂先のガイドはT2‐LFTT 3‐0.7の1250円です。
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